2019箱根駅伝 東海大学往路の走り

2019箱根駅伝 東海大学往路の走り

優勝した東海大学は、往路2位でした。
序盤から良い流れの中、
東洋・青山学院、駒澤と上位予想校と競り合っていました。

1区 鬼塚選手は、トップ東洋とは8秒差、青山学院とは2秒差です。
区間順位が少し悪くても、タイム差は僅差で、
良い位置で襷を渡せたと思います。

東海大学の2区は
關選手、阪口選手とスピード系ランナーを配置して
チャレンジしていましたが、今年は4年生の湯澤選手を配置。
継続した練習が出来ている、持久型の選手を起用しました。

全日本を走った後、2区で起用を伝えられた湯澤選手。
1時間8分一桁のタイム。もう少しで7分台の好記録。
初めて、箱根を走る4年生が、エース区間での堂々の走りです。
この区間で青山学院より、前に行けたことが大きかったです。

往路勝負の東洋大学には、大きく離されましたが、
出足の2区間を遅れる事無く絆いだことで、大きなチャンスが生まれました。


3区、西川選手は、先頭を追いかけましたが、
少し前半オーバーペースだったのか???

後半、青山学院・森田選手のペースアップについていけませんでした。

4区 館澤選手は、はずさない堅実な走りで区間2位。
区間新の東洋・相澤選手には離されましたが、
しっかり粘り、青山学院の岩見選手をラスト3キロで追い抜きました。
ここで遅れると、タイム差をつけたことで、
5区の争いに、大きな影響を与えています。

5区の西田選手は、
山の適正を発揮して、区間2位の走り。
ここで、東洋とのタイム差を縮めたのは大きかったです。

戦力バランスを考えると、
復路のどこかで、東洋を逆転する可能性は80%くらいあると考えていました。

実際には、青山学院が大きく遅れたことで、
東洋を抜けば、優勝出来る状態になり、選手は大きなプレッシャーを感じずに
追いかけることが出来ました。

往路の東海大学は、
しっかり想定タイム・順位で次の区画につなぎ、
最後に大きく詰めて、復路につなげる理想的な展開でした。

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